内職の事業者の被害
最近では内職さんの被害が取り沙汰されぎみですが逆に事業者側の被害についても説明してみます。
内職の歴史からわかるように戦後の高度経済成長から内職が発展してきましたが昔の内職さんはとにかく真面目で根気があり仕事意識が高くて徹夜してでも納期を守る責任感などが強かったと言われてます。近年は比較的豊かになりちょっとした生活費の足し、お小遣い稼ぎ、余暇や趣味を楽しむ目的で副収入を得たいと考える若い女性内職さんが増えてきました。昭和30年40年頃の内職さんは95%が女性だったのに対して最近は若い男性も趣味などのお小遣いを稼ぐ目的でも関心を持つようになってきてます。
平成にはいってからは内職=余暇の小遣い稼ぎという図式が定着してきます。厚生労働省が主に外のお仕事において最低賃金制度の見直しを図ってきた影響で内職に関しても一部の内職さんの間で待遇の改善の期待が高まってきました。つまり外に(アルバイトに行く)よりも、どうせお仕事するなら自宅で稼いだほうが楽じゃない?という発想に変わってきたということです。
内職の歴史からとれるように元々は福祉や助成金制度が無い江戸時代に山間部の農民が最低限の生活を維持するために高い意識で作業にあたっていた時代の内職さんに比べて仕事を途中辞めする内職さんが増えてきたという実態がります。
企業や事業者の悩み
1、縫製内職さんを募集して業務用ミシンなどを貸し出した所子供が壊してしまった・突然引っ越して連絡が取れなくなった。2、粗品・ボールペン組み立て・文房具組み立ての内職を募集しお仕事を依頼したが納期になっても仕上がらなかった。
3、DMをするためにあて名書きを依頼して、切手と封筒を届けたけどポストに投函されることなく切手を詐取されていた。
4、ワープロ文字タイピングを依頼しワープロを貸し出して操作の講習までしたが突然連絡が取れなくなった。
5、ある程度無理をしてでも納期を守るようにお願したが子供の病気などを理由に仕事が完成する事がなくなった。
6、答案用紙の添削などを依頼していたが本人の個人的な都合で仕上がりが不安定になってきた。
近年、仕事を依頼する側の悩みは増えてきてます。
出勤する会社なら責任感もって仕事をする人でも、顔の見えない内職では作業者の責任感が低下してきた時代もありました。
昔の内職さんは、子供が多いうえ、子供の教育以上に経済的に深刻な事情理由もあり、少し子供が泣こうが、少し体調体調不良を訴えようが一家の生活がかかっていたので、ある程度仕事を優先して作業にあたってきたという背景があります。
最近は経済成長や少子化の影響などで仕事よりも子供の体調や行事が優先という考え方で仕事をする人が増えてきました。
事業者が行ってきた対策
上記の事情で事業者側の対策として、機械や機材や原料・材料を貸し出す際に保証金を提案する事業者も出てきました。一定期間にわたり仕事を継続する条件の上で保証金も一緒に返していくという信頼関係を結ぼうとしていました。
企業や会社の本来の目的は営業利益を上げる事なので機械や材料を貸倒していたら本来の目的から外れてしまいます。
企業はボランティア組織ではないので低コストで確実に利益を上げて正規の従業員にも給料を払っていく使命があります。
そして平成に入り、会社と内職さんの意識の違いが明確になってきました。
両者の悩み
企業会社側=低コストで確実に仕事を仕上げてくれる内職さんを募集することで会社の業績と売上を上げたいと考えた。
内職希望者さん=出社もする必要が無いし忙しかったり賃金が低ければつでも辞めれるような安易な仕事として捉えてしまった。
本来業務用のミシン、モーターのパワーも職業用並の機械なら一台数十万からします。機材の貸倒を防ぐために内職保証金、内職加盟金などを取り入れた真面目な業者までも悲運にも行政指導を受けてしまう事態に発展した事もありました。
近年では仕事が多種多様で仕事が合わなければ自由に転職もできますがスキルアップが求められてます。
内職もおなじで経験豊富で技能が向上してる方に有利な仕事の依頼がくるという図式になってきてます。
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